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社長挨拶

御挨拶

 日本でも有数の産業集積基盤である中部経済圏を背後地に持ち、貨物総取扱量日本一を継続している名古屋港は常に発展を続けてまいりました。

 その名古屋港において、弊社は2000年10月に鍋田埠頭のコンテナターミナル管理運営を目的として港運会社8社の共同出資により設立されました。
翌2001年5月より港湾計画の中で策定された、将来の船舶大型化に対応可能な大水深バース、高規格ガントリークレーン、取扱コンテナ増加にも対応可能なバックヤードを有するT1/T2の2バース体制で近海航路船を中心に開業しました。また、2011年4月には飛島地区の管理運営を目的として1社が加わり9社による出資体制となっております。

 開業以来、取扱量を順調に伸ばし、特定運営事業者として上物整備を進めてきたT3バースを2012年4月より開業、高規格3バース連続一体運営が可能となりました。現在では名古屋港全体の外貨コンテナの40%以上、年間120万TEU近くの取扱を行っております。

 こうした環境の下、更なる生産性向上を目指すべく、2019年6月に国土交通省より港湾機能高度化施設整備事業(コンテナ荷役システム高度化支援施設)の採択を受け遠隔操作RTG導入に向けた取り組みを本格的に開始、2022年4月にはT3バースへの導入が完了しました。現在は全域でのRTG遠隔操作化に向けた研究開発を進めており、完工時には生産性向上に加え、オペレータ労働環境の大幅な改善も期待されています。また、全ての遠隔操作RTGは引き続き電動化を採用、環境配慮型の遠隔操作ターミナルへと生まれ変わる予定です。

 弊社といたしましては、ご利用の皆様方から引き続き高い評価を得られるよう効率的で使い易いターミナルを目指し港湾整備の充実を図り、名古屋港の発展に貢献していく所存ですので、皆様方からの従来にも増してのご支援、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。

代表取締役社長 角 重人  ※

※氏名の正式な表記はこちらをご覧ください。